中小企業診断士は、中小企業支援法に基づいて経済産業大臣が登録する国家資格で、「経営の診断及び経営に関する助言」を業務としています。中小企業を相手に、専門的な立場から、経営課題に対応するための診断・助言を行い課題を解決するコンサルティング業務です。また資格取得で得られる知識や能力が、ビジネススキルとして有効であり、最近では大学生にも注目されています。
独立して経営コンサルタントになる場合の収入源としては、企業のコンサルティング業務のほか、中小企業支援センターでの経営相談を行うことなどもありま す。その他、講演等の活動もあります。
しかしながらこれらの業務は、中小企業診断士の資格がなくても行うことが出来ます。中小企業診断士は業務独占資格ではないからです。 従って、資格を取ったから即稼げると言うわけではありません。資格を取る以上に、企業に対しての営業活動や人脈作りが大切になってきます。
だからと言っ て、中小企業診断士の資格が無意味なわけではありません。資格の存在が信用力と信頼を高めてくれるからです。「中小企業診断士」という肩書きが、営業活動 や人脈作りに役立ってくるのです。